当院のご案内

2012.10.30 郡上市民病院 防災訓練実施

 
震度6強の地震が起きても、郡上市民病院は耐震でき、建屋・病院機能は維持される設計になっています。火災訓練、避難訓練は部署ごとに行っていましたが、実際に災害が起きた時の院内での統一した訓練ができていませんでしたので、10月初旬に郡上市民病院防災訓練を実施しました。岐阜新聞・中日新聞の中濃版に掲載されましたのでご存知の方もみえると思います。
昨年の東北大震災では多数の傷病者が震災と津波の損傷を免れた病院に搬送されました。大規模災害時には助かる命を助けるために、限られた病院スタッフ、設備の中で適切な判断と治療をする必要があります。そこで今回の訓練は、実際に地震発生と火災発生し、病院へ傷病者が搬送されるときの訓練を、当院としては初めて行いました。
 
★地震発生 → 院内のアクションプラン(非常時の行動方式)の検証 → ★救急搬送→ 外来トリアージ訓練 → ★火災発生 → 消防による病院周囲の実際の消火栓を使用した消防訓練 が行われました。
 
外来トリアージでは外傷のメークをした患者さん役のスタッフが次々と運ばれ、参加者がほぼ全員で初期対応を行うことができ、良い経験になりました。今回参加していただき講評をいただいた消防署の方、訓練の準備を行った委員会のメンバーに感謝いたします。また一般の診察中に救急外来訓練を行いましたので、患者様にはご迷惑をおかけいたしましたが、市民病院としての対応を見ていただいたと思います。
災害は起こっては欲しくはありませんが、起きた時に適確に対応できるように訓練し、一人でも助かる命を助けるようにしていきたいと思います。