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2013.7.16 天地人

 
 7月初旬にTV番組「たかじんのそこまでいって委員会」でおなじみの金美齢さんの講演会を聞くことができました。郡上活性化協議会主催の講演会で、郡上市文化センターが満員でしたので、講演会にいかれた方も多いと思います。
 金美齢さんの講演会は【不条理な世の中でどう主体的に生きるか】とういう内容で、世の中は不条理であるが、どのように生きていくか?をご自身の体験を基にどう生きてきたかをお話していただきました。台湾出身の金さんは、台湾国籍から日本国籍になり、世界から見た日本の立場を示していました。すなわち日本に生まれた人は(日本人)は生まれたときから50点以上であり日本は中流というが世界的に見れば上流である。日本という国の恵まれている状況があるにもかかわらず、不条理を、不公平を感じている。人間は全く平等ではない、親が子供を甘やかしている、そんな世の中でどうしたらいいかを話されていました。
 大河ドラマ「天地人」にも出てくる孟子のことば、天の時、地の利、人の和(輪)の重要性を話されておりました。生きていく上で人の和があり、その生きていく地の利を考えて準備していくと、人に天の時があるという内容でした。
 この公演を聴く中で、数年前に聞いた、香港出身のアグネスチャンが日本人は生まれたときから80点以上あるにもかかわらず、未来に向けての意欲がないとのことをいっていたことを思い出しました。日本に住んでいるとあたりまえなことでも海外からは違うように思われているようです。
 世界からも尊敬される文化を持ち、経済的にも信頼される国である日本の医療は素晴らしく、皆保険でどこでも誰でも同じ医療が受けられるこのシステムを維持することが重要と感じました。