• ホーム
  •  > 院長コラム
  •  > 郡上市の地域医療を考える会市民フォーラムに参加しました。2013.11.9

当院のご案内

郡上市の地域医療を考える会市民フォーラムに参加しました。2013.11.9

 

 「郡上の医療を支えるために 知ろう!期待されていることを。語ろう!私たちができることを」というテーマで4回目になるフォーラムが大和庁舎で開催されました。3年ぶりに開催され自治体連合、地域社会振興財団、医師会共催の市民フォーラムに参加しました。

郡上市の医療を、開業医の先生、病院としての考えなどを知ってもらい、市民の方ができることから、行ってもらうことをみんなで話し合う会でした。

 住民の皆さんに、地域医療に対して現在の市民病院の立場を説明し考えてもらおうと、病院の内情を説明しました。すなわち、高齢化社会で病人が増えて、救急車も増加、手術が必要になる人も10年前に比べ60%も増加していることなどを説明しました。その一方で、医師、看護師の数は10年前と同じで、入院患者さんも多く満床状態が続いていることをデータで紹介しました。医師・看護師不足のなか、郡上でできる医療は郡上で行うために市民病院は、地域の皆様と連携協力しつつ、より良い医療を提供しようと努力していることを少しでも理解していただけたと思います。

 医師会からも杉下医師会長も講演し、開業医の先生方も多くの患者さんを診られており、1泊の旅行へも行けない開業医の実情をお話ししておりました。

 住民の皆様の多かった意見は、郡上地区は高齢化も進み病気も増えておりますが、自分自身で健康管理をおこない、なるべく病気にならないことが重要であることを自覚したことでした。

 自治医大の地域医療センター長の梶井教授が講評され、郡上市民は地域医療に積極的に取り組んでいるとの講評をされていました。住民も協力して地域の医療を支えていくために市民病院は、地域の人の意見を聞く機会を作っていきたいと思います。

 
image001.jpg