当院のご案内

2015年 新年挨拶

 

 新年あけましておめでとうございます。image1501.jpg

 

 例年より降雪量が多く、八幡町でも1月1日より雪が多く積もり、除雪が追い付かず、移動するのも大変なくらいですが、皆様の地域はいかがでしょうか。

 

 

 

 さて郡上市民病院は、昨年2014年の1月に電子カルテを導入いたしました。1年経過すると、電子カルテは患者様の情報を記載しているだけでなく、治療、診断の補助、計画的治療にも役立ち、また他職種の連携のためには今では必須のものとなっております。

 さらに今年2015年1月より白鳥病院も、郡上市民病院と同じ電子カルテを導入しました。皆様ご承知のとおり、郡上市民病院と白鳥病院は郡上市の運営する(市長が開設者)公立病院です。同じ電子カルテを使用することにより、診療情報を共有することが可能となりました。

 2つの病院は八幡町と白鳥町にありますが情報を共有することで、どちらの病院にかかっても、患者様の体のことがわかるようになります。これは例えば、突然の病気などで救急車でかかられたとき、どちらの病院にかかっても過去の病気のことがわかり適切な診断治療が迅速に行うことができ、また薬の飲み合わせなども瞬時に確認できます。内科にかかっていても、他の診療科の情報もすぐにわかります。また過去にとった血液検査、レントゲン、生理機能検査などの情報も得ることができれば、患者様にとって不必要な検査を行わなくても適切な診療を受けるができます。電子化することで診察券が共有できたり 紹介料が発生しないなど公的病院の利便性が増すものと考えております。

 個人情報保護など、どのように運用するかなども検討しており、2015年4月をめどに市民病院と白鳥病院の電子連携を開始しようと考えております。

 昨年は岐阜県総合医療センター(県病院)との遠隔画像診断を更新しただけでなく、郡上市民病院でのレントゲン検査をインターネット回線で診断する方法も導入しました。

 各職種にてお互いの顔の見える地域連携を促進するために、情報共有は必須ですのでITも利用しつつ地域の皆様に安心で安全で信頼される病院となるために、職員一同、邁進していく所存です。郡上でできる医療は郡上で行うためにより連携強化していきますのでよろしくお願い申し上げます。